【社説】水辺の侵入者 責任持ち生き物を飼育しよう(宮崎日日新聞社6/24)

リンク先の記事と言いますか社説、素晴らしかったです。
問題となっている外来種もまた被害者であり、飼育者には都合が悪くなったりあきたりすると捨てるような行為をせずに最後まで飼育することが最低限のルール、まさにその通りです。まぁうち方でもさんざん言ってることだけどね。

今の時代、生物を買うことは簡単です。ホームセンターでもネットでも安価に入手できます。
また飼育も昔ほどには難しくありません。専用機器や専用エサなどが充実しているので、ほとんどの生物はお金さえ出せば飼育出来てしまいます。
でもね、生物はオモチャではなく生きているおり、飽きたからとそこでお終いにはできないわけです。

しかし哀しいかな、現実には「殺すのはかわいそう」や「自然の中の方が幸せだ」という一見優しいが実は無責任な理屈で密放流をする人が後を絶ちません。

飼育生体を自然下に放った場合、放たれた生物の多くは本来棲んでいない見知らぬ土地に放り出されたことになってしまい、結果死んでしまうことになります。
しかし一部の生物は捨てられた環境に適応して生き残ろうとします。
でもそれは、本来そこにいる生物の生活の場を奪うことにもなりかねません。直接捕食することなどがなくとも、在来種とエサの奪い合いなどにはなるのですから…あるエリアに生きられる生物の数は元々決まっているので、外来種が流入し生息することはその地域の在来種を圧迫することにも繋がるわけです。
また本来その地域に存在しない生物は、本来その地域にあるはずがない病気などを有している場合もあります。つまり密放流をすることでその病気が蔓延して在来種がいなくなる可能性も否定できないわけです。

この事実を知らない飼育者があまりにも多すぎることは今のペット業界の大きな問題の1つと言えます。
生物を飼うという行為は、例えその飼育生体がどんなものであっても自然破壊などに繋がる可能性があるのだと、全ての飼育者は認識しなくてはなりません。

本来であれば、こういう情報もまたメディアが伝えるべきだと思います。
でも現実には衝撃的な部分だけが誇張され、「ペットは最後まで飼育する」という当たり前だけれども今時の飼育者が見落としがちな情報は発信されないことが多いものです。
しかし今回のリンク先記事はその辺りをしっかり伝えてくれており、その辺りがとてもうれしかったというのが正直な気持ちです。

もし全ての飼育者が最後まで飼育を続けていたならば、外来生物が在来種に与える影響はもっとましだったはずです。
せめて今飼っている生物だけでも、密放流せずに最後まで飼いきって欲しいものです。