“囚人のジレンマ”で考える、ソフトバンクモバイルの価格戦略(Business Media 誠 4/23)

リンク先記事で、囚人のジレンマをモデルとしてのソフトバンクモバイルの価格戦略についての考察が載ってはる。

まぁ囚人のジレンマは相手より得するように行動すれば自分がチクってしまった方がどの場合でも得するわけでして、すると当然どっちもチクって看守が得をすると、ある意味ドコモやauが値下げしてそれにソフトバンクモバイルが追従すればユーザーが得をしてキャリアの利益が減るという事象とダブるわけですな。
んでソフトバンクモバイルが「値下げしたら24時間以内に真似しちゃうもん」と言った事で、相手だけが儲ける事は無い宣言をしたと。
そういう意味ではなかなか面白い考察なのかも知れませんね。

ただあれよね、分母が違うのよね。
ドコモやauと同じことしてもソフトバンクモバイルがそれで得るものはドコモの3分の1、auの3分の2、同じことをするだけでは何の解決にもならない。
さらに技術的な背景無しで見た目上だけ真似したところで、本格的にそのプラン等にユーザーが集中すればボロが出ないはずがない。
またもしドコモやauがその気になって体力勝負をしてきたらソフトバンクモバイルに勝ち目はない。
そう考えるとソフトバンクモバイルの24時間で追従宣言は、相手を縛るというよりは相手の動向に縛られる選択でもあるわけです。

そしてソフトバンクモバイルの虎の子「ホワイトプラン」、それさえも技術的な背景なくしては何時かは破綻する可能性があります。
その内容的には膨大な借金の借入条件を満たす能力は秘めているものの利益に対しては真逆の行為でしかないわけで、そういう意味では既存ユーザーにはプラン変更して欲しくはないだろうが、しかし新規ユーザーだけというわけにもいかずにどんどんARPUを落としていると。
これが技術的な背景をクリアした上でのプランだったならそんな心配もいらないのでしょうし、どんどん加入してもらって利益を上げられるはずなのでしょうけどね。
そこまで考えてしまうと、おらには孫社長が昔成功したアレを忘れられずにそのままの手法を幹部の反対を無視して持ち込んではみたはよかったものの、引っ込みつかずに他の解決法も出せずに自らを縛ってしまったかのように見えるんですよね。

まぁ何にしても、ソフトバンクモバイルのジレンマはまだまだ続くのだと思います。
ドコモやauが1年限定とかでものすごい安いキャンペーンとかすると面白いのにね(=ω=。