伊庭内湖で外来魚アストロ1匹捕獲 県水産試験場が発表(中日新聞9/21)

滋賀県東近江市乙女浜町の伊庭内湖にて外来魚のアストロ1匹が捕獲されたそうな。

アストロというかオスカーと言った方がピンとくる人もおるかも(でいいよねきっと、リンク先画像は)、ということでオスカーが密放流されていたことがわかったというリンク先記事です。
見つかったのは体長約23cm重量425gの個体。
外来生物法で特定外来生物に指定されている生き物ではないものの、滋賀県内では無許可での放流が禁止されている魚種で違反者には10万円以下の罰金などの処罰がある。


よく売られているのは10cm程度のちっこい個体だけれどもでっかいのは30cmオーバーとかよくあるので、まぁまだそんなにでかくもない個体かな。
でもまだまだ60cm規格水槽で飼えるサイズ、大きくて飼えないサイズなんて言えないレベルでの密放流にまずガッカリです。

こういう密放流をする自称アクアリスト(というのも恥かしい似非アクアリスト)がおる限り、残念ですが観賞魚飼育はさらに多くの規制をかけられることになるでしょう。
それを防げるのは他ならぬアクアリスト自身の行動だけです。
その為にアクアリストがすべきことは「末代まで飼育する」「飼えなくなった場合には引き取り手を探す」「飼えなくなり引き取り手もない場合には自らの手で殺処分する」の3つです。

■生き物を飼う以上はその子孫末代まで責任もって飼育する
生き物を飼う以上、その生き物と生まれた子供たちを末代に渡って飼育しきる責任があります。
一度人間に飼育された生き物はもはや放流すべきではありません。よく「野生に戻すのは良いことのはずだ」と勘違いしている人がおりますが、それは間違いです。
外来生物を野に放っても多くの場合にはその生体は死亡します。それは飼育放棄でしかありません。仮に生き残っても在来種の生活圏を脅かす可能性があり、自然破壊に繋がります。
さらに在来種であっても放流はできません、何故なら人間の飼育下に置かれた生き物を放つことで自然界には存在しない病気などを広めることにもなりかねないからです。
従って生き物を飼う以上は、その生き物たちが絶えるまで飼育しきることが必要なのです。

■生き物を飼えなくなった場合には引き取り手を探す
最後まで飼うとは言っても、様々な事情で飼育出来なくなることはあります。
その際には責任をもって引き取ってくれる相手を探す必要があります。
本気で探せば引き取ってくれる人が意外にいるものです。知人に話をするだけでなく、ネットや新聞など出来る限りの手段で引き取り手を探して飼育してもらいましょう。
それでもだめなら熱帯魚専門店などに持ち込みましょう、たいていの場合無償で引き取ってくれます。

■飼えなくなり引き取り手もない場合には自らの手で殺処分する
もし飼えなくなり、引き取り手もどうしても見つからない場合には、残念ですが自らの手で殺処分するしかありません。
哀しい選択肢ではありますが、それは飼育者が負うべき責任なのです。
よく「殺すのだけは嫌だ」という意見もありますが、そう言うならば自ら飼育するか引き取り手を探すかしかありません。
それができない以上は自らの手を汚すしかありません。
生き物の権利を奪う権利が人にあるとも思えませんが、同様に自然や生態系を壊す権利もないのですから…元が人が飼育目的(エゴ)で捕獲した生き物ならば、せめて周りを壊さぬようにと考えるべきなのです。

この3つのことは至極当たり前のことです。
飼ったら最後まで面倒を見る、それだけのことです。
しかしその当たり前のことすらできない飼育者が多数おるという事実を受け止めた上で、せめて自身とその周辺にはそのようなことをしないで欲しいということを伝える、その積み重ねなくして密放流問題が解決することはけしてないと私は考えます。